小林秀雄・サバイヴ・はてな?

小林秀雄・サバイヴ・はてな?

2007.09.12 02:32 by mio [ 1,091 views ]

Category : 思考の整理,

最近、電車の中で、小林秀雄という批評家の「考えるヒント」という本を読んでいる。

まだ、全部読んでないし、どこから読んでもいい本なので、ぱらぱらと読んでいるのですが、これは面白いです。これを読むと、批評家ってかっこいいなと単純に思っちゃいます。特にこの人の言葉はかっこいい。まだ、読んでいる途中な上に、最近忙しいので感想なんかは、後日(数週間後)にでも書こうと思います。

ところで、僕が気になっているのは、小林秀雄に関する記述を最近色んなところで見るということ、この本を買ったきっかけは、村上龍の本の中で、小林の言葉が紹介されていて、その言葉が気に入ったからなんですが、小林秀雄に注目し始めると、結構いろんな人が、たとえば、ウェブ進化論の梅田さんやら、なんやらが書いていたり、なんでそんなに参照されてるんだろうと思っています。それだけ凄い人だったんだろうけど、知識人と言われる人たちがよく参照する雰囲気があるので、何がどんだけ凄いのか、計れるもんじゃないですが気になっています。

話は少し変わりますが、最近「サバイヴする」という言葉をよく聞きます。これも、村上龍やら、梅田さんやら、茂木さんやら、プロ論という本に出てきそうな人たちが口をそろえていうキーワードなわけですが、この「サバイヴ」するという言葉を使う人と、小林秀雄を参照する人というのは被ってるんじゃないかと思ってます。個人主義な人達というか。僕も最初「サバイヴしなければならないから云々」という言葉を見たときは、「俺もサバイヴしないと」なんて思ったりもしましたが、こうも「サバイヴ」という言葉を目にするようになると、逆に「あれ、あなたもサバイヴですか?」なんて思ってしまう。サバイヴしてる人が増えてるってことなんでしょうか。それだけ、生かされてる感が薄れてきていて、生きなきゃ感が増しているんでしょう。

いろんな人が口を開く世の中になったから、似たような言葉が蔓延するようになっているのだろうか。もちろん、全員が違うものを参照し、全員が違うことを言う世の中もありえないので、別に取り立てて、言うほどのことでもないのだろうか。多くの人が言っている言葉、多くの人が参照する人だから、それは正しい、或いは何かヒントのようなものがそこにあるのか、よく分からない。どんなに賢い人達でも、一見時代を動かしているように見える人達でも、結局は時代に翻弄されて生きているんだろうか。

個人主義、リスクの個人化、ネットワーク化(人・モノ・情報)、アフェリエイト(提携)、サバイヴ、格差、フラット化、動物化

色々つながってるみたい。

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  1. mio — 2007/10/12 02:09

    今月号(11月号)のスタジオボイスでも参照されてた。
    小林秀雄がモーツァルトについて批評したことについて。
    音周りの批評もしてたから、余計にいろんな人が参照するのかもしれない。

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