おいしい本
大学に入ってまだ間もない頃、ある友達が、
ひとつの本を何度か読むことがあると言っていた。
その当時の僕は、それが理解できなかった。
2回も読むなんて、なんて時間の無駄遣い、なんて思っていた。
そんな時間があったら、他にもっと読める本があるだろうと。
だけど、なんとなくその2回読むという行為を
楽しんでいるふうな、その友達が羨ましくもあった。
なんで2回も読むのだろうか?
最近、ふと思った。
世の中には、もう一度食べたくなってしまう、
おいしい料理があるように、
もう一度読みたくなる
おいしい本があるということ。
なんだ、そういうことだったんだ、と思った。
まなみん — 2008/4/23 22:18
最近北村薫の小説を久々に読み返したんだ。
初めて読んだ時と、今とは色んな状況が変わっていて、
感じ方が違っておもしろかったー
私にとって北村薫の小説は何度でも読み返したい、おいしい本です。
おいしい本見つけた?
かっぽうず的に、おいしそうな食べ物がいっぱい載ってる本かと思った!
mio — 2008/4/23 23:05
一倉宏 って人の
「人生を3つの単語で表すとしたら」
を、たまにペラペラめくります。
この本の文章は透明感があって気持ちいい。
装丁が葛西薫なんだけど、それもいいです。
最近、池谷裕二と糸井重里の「海馬」を
またペラペラめくったんだけど面白かったです。
この本の装丁は寄藤文平で、これもいいです。
装丁で選んでるわけじゃないけど。
北村薫はどれがいいの?
どれもいいの?
みんなの知っている
「おいしい本」
が知りたいなと思いました。