ジャガ・ソイル
できれば、ジャガイモは、
生ゴミや、道端に落ちている枯れ枝などで
育てたいと思っている。
僕は、毎日料理をするわけではないので、
たまに食材をダメにしてしまうことがある、
そういった食材を肥料に、
育てられたら面白そうだと思う。
死んだものが、
生きているものに分解され吸収されていく、
というのが面白くてしょうがない。
死んだものが、また生命の糧として
リアルに循環していくのだ。
そこに育っている植物が、
何で構成されているのかがイメージできるのが面白い。
ミニトマトを原料に、できたジャガイモはどんな味だろうか、
ジューシーになるのだろうか?
小麦粉を食って、育ったジャガイモは、
粉っぽい味になるんだろうか?
–
ということで、土を作りたいと思っている。
野菜が腐ると土になるのは確かだろう、
おそらくだが、微生物だかなんだかが、自然と繁殖して、
死んだ植物を分解して、土にしてくれるはずだ。
その微生物は、主に土の中に生息していることが予測され、
またその微生物は、おそらく湿気を好むと思われる。
ということで、家の前の土を少しだけ拾ってきた。
この土の中に、ビセイブツがいるんじゃないかと思うと、
ワクワクした。
それから、ビセイブツ達が活動しやすい環境を造るために、
底に穴が開いていない、どんぶり鉢を使うことにした。
底に穴がないので、これなら鉢の中がジメジメして、
いいのではないか?と考えたのだ。
良いのか悪いのかは、分からないが、
いい気がするので、そうしてみた。
現在の土の材料は、
・ミニトマト
・加賀棒茶
・おーいお茶
・マイルドコーヒー
・スターバックスコーヒー
・道端で拾った木の枝と葉
・家の前の土、少々
といった感じだ。
コーヒーなどは酸味や苦味が強いので、
ビセイブツ達が、分解できるのか若干不安だが、
苦味のきいたジャガイモができたらうれしいところだ。
–
ジャガイモを上記の土の中に投入して、
3日ぐらいして、ジャガイモをひっくり返してみたら、
新しい根っこが伸び始めていた。
新しい根っこは、白くて綺麗だった。
ほんの3ミリ程度だが、数箇所から伸びていた。
かなりうれしい気持ちになった。
がんばれ、マイジャガー。
ジメジメした土に埋まっている部分から根っこが出る傾向があった。
ジャガイモはそういうところが好きなんだろう。
ジメジメした地中から根っこを出したいようだ。
葉はまだ出てこないが、しばらく待つことにした。
というか、待つしかないと気づいた。
おそらく、ジャガイモは、
葉を出すための助走を付けているに違いない。
葉が出てきたらまた感動するんだろうなあ。
ジャガの成長が楽しみだ。
okabes — 2008/5/2 14:01
いつか話した杉原くんの個展を恵比寿でやってます。
http://www.site-ebisu.com/oshirase.html
5月6日の日暮れには詩人の吉増剛造が彼と対談するので、いってみるといいかもしれない。純粋に古代の魂に向きあってきた彼の作品には一定量の涼風が含まれてる。
もう何年も彼をみてるけど、創作に嘘がないのでどんなに有名な作家とならんでも作品が負けてない。彼はその意味で詩人といえる。
写真は素材の一部であり、完成した作品はむしろ緑が印象的。地下空間、白い壁面、灰色の石、自然光、そして……その先はいわないほうがいいかな。
個人的にも吉増さんがこんどの彼の作品に何というか、とても興味があるのだが……理論的にはマラルメとか、ヴァレリーあたりとの詩論に照らしてみたい好奇心もあるが……おそらくぼくが行くのは最終日かなぁ。
mio — 2008/5/2 14:24
杉原さんは、苔の人ですか?
5/6は、水戸芸術館に行く予定なので、いけなさそうですが、
最終日の5/10は、恵比寿周辺に行く予定があるので、
どこかで合流しますか?
okabes — 2008/5/2 18:56
未来年表が微妙だけど頑張ってみます。連絡しますね!
mio — 2008/5/3 01:39
了解です!
Chuck — 2016/7/22 18:14
The genius store caeldl, they're running out of you.