千葉市在住について
千葉に住んでいるということは、つまり東京に住んでいないということだ。
かといって、田舎というほどの辺境に住んでいるというわけでもない。
首都圏のベッドタウン、寝床町なわけだ。
東京までは、東京駅を除いて、だいたいどこでも1時間10分ぐらいかかる。
終電を逃したらタクシーで帰るなんて発想は毛頭生まれない距離なわけで。
仕事で打ち合わせに行くと「遠いところからスミマセンね」と頭を下げられるのが、ちょっと切ないわけだ。
そして、一緒に仕事をしている人からは、東京に来ないんですか?と聞かれ、千葉にいる友人には東京に行っちゃうの?と言われるわけで。東京に住んでみたいなあと思ったり、家賃が安くて、のどかな住宅の風景も捨てがたいなと思ったり、千葉の友達や、大学の後輩と離れてしまうのも寂しいいもんだと思ったり。
なんだかんだで、10年ぐらい千葉に住んでしまっている。
実家がある神戸の町はとても好きなんだけど、
千葉は好きというほど好きではない。
けど、なんか、情はある。
あ、けど、今住んでいる部屋は好きだ。
部屋から見える風景も好きだ。
どこにでもありそうな普通の町並みと広い空。
それが大きいのかもしれない。