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W!O by MIO YASUAKI » 2007 » 10月
批評とは

批評とは

2007.10.27 09:47 by mio [ 2,184 views ]

Category : コトバ,

小林秀雄の「考えるヒント」、他の本に浮気したりもしつつ、まだ全部読んでないのですが、「批評」というタイトルの章があり、良い定義というか、良い考えだなと思ったので、後でまた噛み締められるよう、メモしておきます。他にも、序盤の、”プラトンの「国家」”という章など、メモをとっておきたくなるようなところがたくさんあった。彼が書く文章は、とても知的で、何処となく、やさしい人間性が溢れ出ているところがいいと思った。


自分の仕事の具体例を顧ると、批評文としてよく書かれているものは、皆他人への賛辞であって、他人への悪口で文を成したものではない事に、はっきりと気付く。そこから率直に発言してみると、批評とは人をほめる特殊の技術だ、と言えそうだ。人をけなすのは批評家の持つ一技術ですらなく、批評精神に全く反する精神的態度である、と言えそうだ。

中略

批評文を書いた経験のある人たちならだれでも、悪口を言う退屈を、非難否定の働きの非生産性を、よく承知しているはずなのだ。承知していながら、一向やめないのは、自分の主張というものがあるからだろう。主張するためには、非難もやむを得ない、というわけだろう。文学界でも、論戦が相変らず盛んだが、大体において、非難的主張あるいは主張的非難の形を取っているのが普通である。そういうものが、みな無意味だと言うのではないが、論戦の盛行は、必ずしも批評精神の旺盛を証するものではない。むしろその混乱を証する、という点に注意したいまでだ。

中略

批評は、非難でも主張でもないが、また決して学問でも研究でもないだろう。それは、むしろ生活的教養に属するものだ。

考えるヒント (小林秀雄) P200



働いてます

働いてます

2007.10.17 05:13 by mio [ 1,540 views ]

Category : 日記的なもの

ここ最近、ライブのことかばっかり書いてますが。
ちゃんと仕事もやっています。

まだお披露目する段階になっていなかったり、
そもそもお披露目しちゃいけない仕事だったり、
お披露目するとかそういう感じじゃない仕事だったり、
お披露目できるけど、まだまとめてなかったり、
今まさに作ってたり、新たに頼まれたり、せかされたり、
コーヒー飲んだり、徹夜したり、チョコレート食べたりしています。

だいーぶ前に作って、作ったことを人に言うのを忘れていましたが、
Karappoのデザイン業務のウェブを作りました。(2~3ヶ月前に..)
珍しくフルフラッシュです。
http://design.karappo.net/

普段、結構大きい画面で見てるので、気にしてなかったんですが、
XGAの画面(1024*768)だと一部画面に収まらない部分があります。
来年また作り直すと思います。

忙しいときほど、忙しくなるし、
暇なときほど、暇になる、というのはいつになっても変わらないのでしょうか。

最近カラッポ事務所では、ENGLISH TIMEが導入されました。
毎日18時まで、事務所では英会話です。
ENGLISH TIMEは、今年5月~7月まで2ヶ月間程度導入された制度で、
その後、風化していたのですが、再燃。
起きたら、Good Morning.です。

こないだのライブで、ゲストだった、
Headphone ScienceのDustinさんと、
少し英語で話せたのが嬉しくてやる気が増しました。

ミュージック的なライブ

ミュージック的なライブ

2007.10.13 04:53 by mio [ 1,532 views ]

Category : Karappoライブ情報

10/14(日)のTrench Warfareというイベントで、
やるライブのプログラムを組んでいます。

ちなみに今回、カラッポは、1人ずつソロでやります。(予定)

ミオは今までになく音楽っぽいライブになりそうです。
規則正しく、不規則正しく、正確に動くコンピュータに対して、
正確に身体を制御できない人間がどうやって
コミュニケーションをとるかみたいな感じ。

コンピュータを人間が制御するのではなく、
コンピュータがやることに支配されつつも
そこから自由になる感じを目指します。

役割分担は
ミオ : その場で生演奏 (ギターなど)
PC : その場で勝手に曲構成 & 映像化

今回はミオのライブは今までのに比べると
かなり音楽っぽくなると思われます。


僕らのライブは、16:40ぐらいからという超早い時間帯なんで、
見にこれる人はお早めに~。


場所
http://trenchwarfare.81s.net/places/bar-dragonball/

夢

2007.10.12 01:34 by mio [ 1,403 views ]

Category : 日記的なもの

ちょっと前に見た夢のエントリーが放置されてたので、投稿してみる。

以下夢

スポーツカーみたいな渋くてカッコイイ車を買ったのに、
家で寝てる間にそれが消えて、
ひたすら探すという夢

夢以上

途中で「これは夢じゃないか!」と気づいたけど、夢のなかでもういちどその車にのりたかったので、探し続けた。
そうこうしている間にテラが来たので、起きました。

自分でスポーツカーを買うなんて、
夢にも思ってないことを、夢で見たので、新鮮だった。
買ってみると愛着も湧いて、
スポーツカーに乗るのが快感になってしまった。
どんなスポーツカーだったかは全然覚えてないけど、
渋くてカッコイイ、という感覚だけ覚えている。

多分この夢は1ヶ月ぐらい前に見た夢だと思う。
その夢の記憶がこうして文字になって、
ウェブ上に残るなんて奇跡としかいいようがない。


ちょっと前に、K君がこのブログで、「奇跡」という言葉を
書いてくれて以来、「奇跡」という言葉が気に入っています。
奇跡って言葉はいいなぁ。
ドキドキワクワクするね。

あんまり使いすぎると安っぽくなるので、
奇跡はしばらく寝かすことにします。



それにしても、たまに夢日記を書いてる人とかいると驚く、
僕はそんなに起きたときに夢のことを覚えていない。
昔はもう少し覚えてた気がするんだけど。
あと、夢の内容って起きて数分たつとだいたい消えていることが多い。

夢の中の世界というのは、不可解で面白いなぁ。
夢の中の自分をビデオに撮ってあとで見たいなぁ。

小学生のころ、寝る前に頭の中で色々想像することも
夢を見ているということだと思い、
それは自分の覚醒した頭で作り上げる想像の世界だから、
その想像した映像(イメージ)にテレビの枠をはめて、
妹に向かって
「僕、自分の夢を自分で作れるで。夢のチャンネル切り替えられるねん!」
と自慢したことがある。
そのときは妹もアホだった(小さかった)ので、
「すごいな!」
とか言ってたもんで、調子に乗って
「僕すごいで!」
とか思ってたけど、今考えるとアホだな。

人間は寝ている間に、記憶の整理をしているのだ、というのが定説だけど、
夢の内容を見る限り、記憶の整理なんていう立派なことをしているとは思えない。
記憶というよりは欲望とか不安とか、そういった感情の整理をしているのかもしれない。
まぁ、記憶と感情って似てるし、かぶってるところも多いだろうけど、
記憶というよりかは感情って言ったほうが個人的にはしっくりくる。

僕は、血液型で性格が分かるとか、何月生まれはどうのこうのとか、
姓名判断とか、ああいうのは全然信じないけど、
夢占いだけはちょっと信じる。

FLASHとかテクノロジーとか

FLASHとかテクノロジーとか

2007.10.06 02:26 by mio [ 1,500 views ]

Category : テクノロジー, 思考の整理

Flash Player 10が出るみたいですが、C++が使えるようになるとか、3Dも扱えるようになるとか、GPUで動くようになるとか。ますます、高機能化して、開発コストがどんどん高くなってる感じがしたりしなかったり。デザイナ兼プログラマはどこまでついて行けるんだろうか。ウェブ業界での自分の立ち位置に関しては、2年先の未来が読めない。

C言語とか勉強した方がいいんだろうか。C言語はちょっと興味あるけど、Airでできることが増えて、Airで動くアプリケーションが、普通に作ったアプリケーションと比べて、遜色ない動作をするのであれば、これからはアプリ開発したければAirについて勉強する方が良いのかな、Adobeの思うツボかもしれないけど。僕みたいな人間にとってはそっちの方が有利そうだ。Airのようなものが普及すると、もう5年後には、ウェブデザインって言葉がなくなっているかもしれない。(ネットワークに繋がっていることが前提でブラウザやOSに依存しないソフトが動くのであればという話)もちろん、今のカタログ的なウェブサイト、のようなもの、はなくならないだろうけど。

CS3まだ買ってないけど、CS4とかと1年以内に出るような気もしてきたのでCS4まで待とうかな。Flash周辺のテクノロジーは徐々に熟成しつつあるようで。


今のコンピュータの性能や、ネットワークの技術を見ていて足りないと思うのは、リアルタイムな映像処理の技術とか、データ転送速度の高速化とか、そこらへんの技術だろうか。YouTubeのようなネット上で見れる動画の画質がハイビジョンみたいに綺麗になる時代は後どのぐらいで来るんだろうね。ネットワークの通信速度は、ADSLや光ファイバーが普及し始めたころに、ぐっと上がったけど、次に通信速度があがるのはいつごろだろうか。

未来年表を見る限りでは、あと3~5年後ぐらいかなぁ。

2010年
通信速度が光ファイバーの10倍(1ギガビット)に相当する携帯電話サービス「4G」が実用化される
類型 : 予測
出典 : 東京読売新聞
資料 : NTTドコモ
発表 : 2005年10月5日


ADSLとか、「回線」みたいなものをイメージしてたけど、全部ワイヤレスの高速通信になりそうだね。

テクノロジー自体これからどうなっていくんでしょうね。既にこの分野、十分だなと思うものも多いし、これ以上便利になっても、そんなに貧しい思いはしなさそうだなというジャンルも多いように思う。

新しい機能とか、そいういうものよりも、化石燃料を使わないエネルギーのシステムとか、農業の有り方とか、社会保障のシステムとか、人と自然との関わり方とか、単純に効率化とか、高機能化とかそういうんじゃない、もっと人間よりの複雑なシステムに関する技術というか、知恵のようなもの、そいういうものが欠けているのかもしれない。

なんか、ソニーがロボット事業から撤退したのは象徴的だな。

FLASHの話から脱線しまくりましたが、僕はウェブに特化したデザイナーになるつもりは今のところないので、これからも色々やっていこうと思います。広く深くが目標、無理だと言われても挑戦します。より自由に、より面白く、より楽しく、自分も、周りの人もそうなっていけばいいなと思います。


コミュニケーションに関する技術力や知恵、これは、個人レベルでも会社レベルでも国レベルでも、広告でも機械でも交通でも、何でも、いつの時代でも大切なものだと思う。どんな時代でも、どんな国でも、影響力のある人間や国或いは会社というのは、とにかくコミュニケーションに関する優れた技術や知恵や環境を持っている。インターネットが面白いと思うのは、コミュニケーションのあり方を変えたところ。誰かに何かを伝えたり、誰かのことを理解しようとすること、基本的なことかもしれないけど、このことに関する知識や知恵というのは、どんな状況でも役に立つと思うのでした。

もちろん、何かを伝えるときの「伝える技術」も大事だけど、「伝える何か」はもっと大事だ、ということが大前提ですが。

セプテンバー・セブン・ライブ

セプテンバー・セブン・ライブ

2007.10.02 03:16 by mio [ 1,194 views ]

Category : Karappoライブ情報, 思考の整理

Karappo Live @ SPC


Karappo Live
9月15日(土)千葉 
9月17日(月)東京
9月19日(水)広島
9月21日(金)長崎
9月22日(土)福岡
9月23日(日)広島
9月29日(土)広島

9月はライブが7回あった。

1ヶ月に7回もやるのは生まれて始めての経験だ。
Karappoがライブ活動を始めて丁度一年、何とかここまでやってきた。
1年でよくここまで来れたなぁとも少し思ったけど、今回のツアーに呼んでくれた羽野さんをはじめ完全に周りの人のおかげだ。
お客さんのほとんど全員がKarappoなんてどうでもいい人ばかりだ。
さすがに7回もやると、ほんとに指で数えられる程度の人だけど、カッコイイとか、楽しいとか、面白いとか、言ってくれる人がいた。
その一言だけで、どこか救われる。何か伝わったのかなと思う。
今回のライブセットに関しては、うるさいとか言う人もいたりした。やってることがやってることだけに、それもしょうがないと思った。
半分ぐらいの人は、口をポカンと開けて見ていた気がする。
他の出演者との文脈が違いすぎたのかもしれない。
それはそれでいいと思った。

どっちかというと外国の方の反応がいつも良いと思った。日本人でも反応してくれるのは外国人っぽい人というか、外国に長期滞在したことがある人が多い気がする。外国の方の人の方が感情表現豊かだからなのか、日本人の気質的にKarappo的なものは受け入れられにくいのか、何なのかはよくわかりません。たとえば、歌のコンテストに、音が出る変な玩具を持っていっても、大体の人は評価してくれないだろうけど、Karappoがやってるのはそういうことで、その評価が良いか悪いかは別として、何かしら反応してくれる人というのは、そういうキャパシティのある人なのかなと思った。

Karappoのライブには、だいたい言葉がない、声もほとんどない。
だからといって、伝えたいことがないわけではない。
言いたいことがあって、ライブでやることを考えている。
言いたいことは、テラと僕で全然違うだろうけど。
重なっている部分もあるはずだ。

言いたいことというのは、Karappoのライブ活動だけでなく、
Karappoの存在や、仕事の中にも色々含まれている、
僕にとっては、Karappoの存在自体がメッセージだ。

今回のツアーで学ぶことはたくさんあった。
自分に足りないものも色々と分かる。
まだまだ分かっていない足りない部分もたくさんあるでしょう。


○セッション
あと、羽野昌二(dr)&KIYO(dr)+Karappoでセッションできたのはとても面白かった。自分の非力さを味わいもしたけど、4人ぐらいでのセッションというのは、とても面白いと思った。6人とか7人以上になってくると、ワケが分からなくなるけど、4人ぐらいなら、ぎりぎり周りが把握できるというか、セッションしてる感が出てきて面白い。羽野さんは2人のセッションが一番やりやすいと言っていた。やりやすさで言うとそうかもしれないけど、面白いのは3人かなと思ったりもした。

○ライブ慣れ
1年間で12回ぐらいライブをして、だいぶライブにも慣れてきて、やっとライブを楽しめる段に入ってきたように思う。機材のこともだいぶ分かるようになった。去年の今頃はミキサーの存在意義すらよく分かっていなかった。今後はもっとライブを楽しめるようになりたいと思う。

○Koba
それから、KobaでのKarappoワンマンライブも一年間の総集編みたいな感じで面白かった。BOMさんのお達しで急遽昔のライブセットもやることになったんですが、羽野さん用に作った映像のシステムを、KIYO&BOMチンドンライブセットにしてみたり、普段Karappoスタジオで色々試して遊んでいるときみたいに、ライブができて楽しかった。そして、KobaはBOMさんを筆頭にいる人が楽しすぎる!広島いったら皆、Koba(Restaurant Bar)に遊びに行くことをおすすめします。Parcoの割と近くにあるよ。


とにかくツアーは刺激に満ちている。いろんな人にあって、いろんな世界を見ることができる。自分の世界を見せて、相手の世界をみて、共感したり、驚いたりする。あー生きてるんだなーって思ってしまう。また、広島や福岡でもライブをしたい。それまでに、また腕を磨いておかんと。


○次回ライブ

Trench Warfare 6.0


10月14日(日)にまた、
千葉の本八幡でTrenchWarfareというイベントに出ます。
今回も相変わらずやることは未定ですが、
Mioは9月とはまた違ったライブをやりたいと思っています。
ジョンケージよろしく、常に新しいアイデアを試していたい。

Trench Warfare 6.0 “headphone science Japan tour 2007”
(mixi告知)